専攻建築士制度
専攻建築士とは
専攻建築士は「建築の専門家の証」です!
誕生して50年余りとなる「建築士」は、社会の高度化や多様化に伴って、徐々に専門分化しながら業務を行っています。
今後も、専門技術者として、より緊密な連携を取りながら仕事を進める必要があります。
こうした現状から、「建築士」という一括りでは、各々の建築士が一連の建築生産のどこを担当しているのかが、一般の消費者には分かりづらくなってきています。
また建築士には、時代の進展に合わせた新しい技術、より高い能力が求められるようになっています。
そのため、建築士は「絶えず自己研鑽に努め、かつ一定の実績を挙げている資格者として、自らの専門領域を明示する」責任があると考えられます。
建築士会では、そうした建築士を支援し、証明するために「専攻建築士制度」を創設致しました。
例えば、医師が内科や外科といった専門分野を表示しているのと同様に、建築士も専門技術領域や得意な分野を、社会に対し分かりやすく示します。
広島県建築士会では、平成17年度よりスタートしました。
平成22年度より、会員以外のすべての建築士の方が申請できます。
専攻建築士になるには
「建築士」資格取得後、一定期間の専攻領域の実務経験、及び一定の実績を持ち、必要な建築士会の「CPD単位」を得て、建築士会の「審査機関」に登録申請し、第三者機関である「認定機関」から、その専攻領域の専門家と認められる必要があります。
8つの専攻領域
- 名称は、「まちづくり」「統括設計」「構造設計」「設備設計」「建築生産」「棟梁」「法令」「教育・研究」の8領域に区分されます。
- この専攻領域は3つまで取得することができます。
- 一級、二級、木造建築士の区別はありません。
- 「各専攻領域」を表示しても、建築士である以上、他の専攻領域についても基礎的な素養は身に着けていることが前提です。
審査・認定基準
- 建築士資格取得後の専攻領域実務経験年数が専攻別要件を満たしていること。
- 当該領域の責任ある立場での実務実績が3件以上あること。
- 建築士会のCPDの取得単位が専攻別要件を満たしていること。
登録申請手続き
新規申請書(2021年度版)
*初めて専攻建築士に申請するためのガイド・書式です。
「登録更新申請」の方は下記「更新申請手続きについて」のところを参照して下さい。
*(新規)受付期間:~2022年1月4日(火)~2022年2月28日(金)
領域別
様式3-1「実務経歴」・様式4「責任ある立場での実務実績」
※下記より必要なものをお選び下さい。
記入例
必要な方のみ↓
登録更新申請受付について
専攻建築士の登録有効期間は5年間です。
専攻建築士であり続けるためには、登録を更新する必要があます。
直近の5年間で60単位以上のCPD単位を取得することが、更新の必要条件となります。
2021年度更新申請対象者
登録証の有効期限が2022年3月31日までの方。
更新申請手続きについて
*(更新)ネット上での更新手続きになります。
*(更新)2022年1月4日(火)~2022年2月28日(金)までに行って下さい。
2019年度の更新申請より、1つの専攻領域についての専門分野表示の制限が無くなりました。
専門分野表示4つからは、1つ追加する毎に手数料がかかります。
- (更新)専攻建築士管理システム登録更新申請マニュアル (PDF)
→まずは、こちらを確認して下さい。 - (更新)専攻建築士管理システム への入口はこちら